神経のない歯について

歯の神経は痛みを伝えるだけじゃない!

歯の内部には「歯髄」と呼ばれる、いわゆる神経組織があります。この歯髄はただ痛みを伝えるだけではなく、無数の毛細血管が存在し歯に栄養分や酸素を送っています。むし歯の進行などによりこの「歯髄」が細菌におかされると、取り除かなければならなくなります。こうして「歯髄」を失ってしまった歯を「失活歯(しっかつし)」といいます。(反対に「歯髄」のある歯は「生活歯」といいます)

 

神経の無い歯にはこんなデメリットが・・・

デメリット1:歯がもろくなる

歯の神経(歯髄)は栄養分や水分、酸素を運んでいます。つまり、神経をとってしまうということは、歯に栄養分が送られなくなることを意味し、その結果、歯が弱くなってしまうのです。歯は食事のたびに常に力がかかっています。そのため神経を取ってもろくなった歯は、どうしてもヒビが入ったり、割れたり折れたりする可能性が高くなってしまうのです。

デメリット2:むし歯に気づかなくなる

神経を取ったからといって、むし歯にならないわけではありません。むしろ、痛みを感じなくなるので、むし歯になっても気づきにくく、知らないうちに大きなむし歯となり、最悪の場合歯を抜かなくてはならなくなります。

デメリット3:歯が変色する

歯の神経を取ってしまうと、歯髄の周りにある象牙質に血液が送られなくなるので、象牙質が変質し色が変わってしまいます。このため、歯の色も変色してしまうんです。奥歯ではあまり気にならないかもしれませんが、前歯の場合はかなり目立ってしまいます。

歯の神経って大切なんですね

医療法人愛千会 やまむらデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。